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重太郎新道を登って奥穂高岳へ(前編)2013.8.3~8.4

"上高地から重太郎新道を経由して前穂高岳奥穂高岳に登る"

 本当は7月20日に実行する予定でしたが、電車遅延によりバスに乗り遅れ、晴れなのに登山口にすら行けないという悔しい思いをしました。そして8月3日と4日、再びの晴れ予報に満を持して臨んだわけですが、この重太郎新道、なかなか手強い登山道でありました。

20130803 穂高岳山荘と奥穂高岳

▼山行写真はこちら▼
130803 穂高岳、涸沢岳(北アルプス・重太郎新道) | Flickr 

 まずは苦い思いをした新宿西口バスターミナルへ。前回のこともありかなり早めに家を出ましたが、今回は何事もなく無事に上高地バスターミナル行きの夜行バスに搭乗。窓際ということもありそこそこ眠れたのは良かったのだけど、隣の方の腕が終始ピタッと張り付いてたのがとても気になりました。それはそれは気になりました。

20130803 上高地 河童橋より

  上高地に着くとあいにくの曇り空。穂高・岳沢登山口は、河童橋からすぐかと思ったら意外と距離があり、軽めの朝食を摂ったり準備をして6時に登山開始。まずは岳沢小屋を目指して樹林帯をガシガシ登っていきます。

20130803 穂高・岳沢登山口

  樹林帯が終わると今度はガレ場になりますが、危険箇所もなく一本道なのでどんどん登っていけます。暫くすると徐々に展望が開けていき、ダイナミックな穂高連邦が眼前に広がってきました。

20130803 穂高岳

  小屋見峠を経て、暫く歩いてふと振り返ると乗鞍岳がキレイに見えます。ちょうど上高地の上あたりに雲がかかっており、下からだと上がガスってるように見えちゃうんですね。これは本当に嬉しかったです。

20130803 乗鞍岳

 そうこうしているうちに岳沢小屋に到着。この岳沢小屋は2006年1月に雪崩によって全壊してしまいましたが、2010年に再オープン。穂高連峰へ向かう僕たち登山者にとって、なくてはならない山小屋です。ここが最後の水場なので、水を2リットル汲みました。写真に写ってるのは名古屋から日帰りで来たお兄さん。ペースが同じぐらいなので、休憩時には色々お話しました。

20130803 岳沢小屋

  岳沢小屋からはいよいよ重太郎新道です。「重太郎新道」とは、穂高山荘の創設者でもある今田重太郎氏が開いた登山道。7月にはこの岳沢小屋に幕営して前穂・奥穂とピストンする予定でしたが、今回登ってみて下山路にしなくて正解だと思いました。登りはそれほどでもないけど、疲労が蓄積した状態や降雨の際にはここは正直通りたくないです。特に下りに事故が多発してるみたいだし・・・実際、8月2日にこの重太郎新道で滑落事故があったそうです。

 そんな重太郎新道ですが、登ってる途中に見える景色は素晴らしいの一言に尽きます。左手を仰ぎ見れば西穂高岳の険しい稜線、振り返れば明神岳乗鞍岳、その奥の御嶽山、そして焼岳・・・と素晴らしい展望を見ながら登ることが出来ました。名古屋から来たお兄さんは雲がかかってない御嶽山を見て、あっちに登れば良かった~とちょっと残念そうでした。

20130803 西穂高岳

20130803 明神岳・乗鞍岳・焼岳

  重太郎新道は岩場の連続で、しかも急登なので体力を使います。僕が登った時間だと穂高岳山荘からの下山者もかなり多く、落石を起こさぬよう・落石に当たらないようヘルメット着用で慎重に登っていきます。

20130803 重太郎新道

20130803 前穂高岳

20130803 イワギキョウ

 気の抜けない岩場を登っていると、前穂と奥穂高の分岐点である紀美子平に着きました。因みに紀美子平という名前の由来は今田重太郎氏の娘さんのお名前だそうです。ここでほっと一息して小休止。

20130803 紀美子平

 ザックをデポし空身で前穂高に向かいますが、まだ午前中の早い時間だというのに雲がどんどん上がってきて、あっという間に周りが見えなくなってしまいました。ちょっと残念に思いながら視界の悪くなった岩場を30分ほど登って、ようやく前穂高岳山頂に到着。見事な景色とはいかないまでも、眼前に迫る奥穂高岳を眺めることが出来ました。

20130803 奥穂高岳・涸沢岳

20130803 前穂高岳山頂にて

 前穂高岳からは穂高岳山荘が見え、もう既に数張りテントが張ってあるのがわかりました。「ヤバい、張るとこがなくなっちゃう!」と危機感を覚え、急いで紀美子平へ戻り、今度は奥穂高を目指して吊尾根を経由して奥穂高岳を目指します。

中編へつづく

lapradei.hatenablog.com