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キタダケソウを見に北岳へ

南アルプス 登山 百名山

lapradei.hatenablog.com

 昨年秋頃に日帰りで行った北岳。紅葉は見事でしたが、急激な標高差に耐えることが出来ず下山後はグロッキー状態で同行者に迷惑かけてしまいました。そんな苦い思い出のある北岳に、以前から見たかったキタダケソウを目当てに1泊2日で行って来ました。

20130630 キタダケソウ

 ▼山行写真はこちら▼
130629 北岳(南アルプス)テント泊 | Flickr

  甲府駅からつい先日開通したばかりの南アルプス林道バスに乗り、広河原へ。結構な数のハイカーさんが順番待ちをしていましたが、ちゃんと全員座れるように増便して下さりました。

 広河原に着くとちょうど南アルプス開山祭が執り行われており、手打ちそばと桃の振る舞いがありました。お昼はおにぎりを登りながら食べようと思ってたので、この振る舞いは有り難かったです。桃はテント場で食べることにし、若干重たいお腹を抱えつつ、まずは白根御池小屋を目指します。

 しかししょっぱなから激しいペースダウン。下山にしか使ったことがないから気が付きませんでしたが、白根御池への登山道って結構急登なんですね。ヒーヒー言いながら、お昼頃に白根御池小屋に到着。さて、ここで暫し考えます。

20130630 白根御池小屋

  事前に「13時前に白根御池小屋に着いていれば北岳肩ノ小屋を目指す、そうでなければ白根御池小屋に幕営をする」と決めていました。というのも、当日の予報では午後は雷雨の心配があったからです。時計を見るとジャスト13時・・・さてどうしよう。少し悩みましたが、やはり天気が心配だったことと、以前から張ってみたかった白根御池のテントサイトに惹かれたので幕営することに。まあこれが吉と出た部分もあったり、凶と出た部分もあったりとしたわけですが・・・。

20130629 白根御池小屋のテントサイト

  心配していた天気は、15時過ぎからそこそこ降った以外は平和そのものでした。いつものように早めに晩ご飯を作り、明日の早出に備えるために19時には就寝しました。

20130629 白根御池

  そして翌日。山ではスッキリ起きることが出来るのが自慢だったのに、最近はどうも寝覚めが悪い。この日も目覚ましのスヌーズを何度も押しながら、ようやくおきたのは3時。寝ぼけた頭でノロノロ支度して、4時頃出発しました。

 草滑りを登っているときは若干ガスがかってましたが、標高を上げるにつれて雲が下になってきて、見事な雲海を拝むことが出来ました。太陽は既に昇っておりましたが、頂上では見事な御来光を拝めたそうです。

20130630 雲海に浮かぶ鳳凰三山

  道中でも様々な高山植物が咲いており、特にショウジョウバカマは咲き頃で雨露に濡れた様が大変美しかったです。ショウジョウバカマや眼前に迫るバットレスの雄姿を眺めながら、北岳肩ノ小屋を目指します。

20130630 ショウジョウバカマ

20130630 残雪

  北岳肩ノ小屋を経由して、北岳山頂に到着。近場の山々は全て見渡せ、この時期にしてはなかなかの景色を拝めました。

20130630 仙丈ヶ岳

20130630 甲斐駒ヶ岳

20130630 北岳山頂

   頂上からの絶景を楽しんだ後、いよいよお目当てのキタダケソウを探しに八本歯のコルへと向かいます。

20130630 間ノ岳への稜線

  しかし今年は開花時期が早かったためか殆ど終わっており、トラバース道の終わりかけの箇所でようやく見つけることが出来ました。大量のハクサンイチゲに混ざって咲いているので、よーく観察して花弁と葉っぱの形が少し違うことを確認。無事写真に収めることが出来ました。

20130630 キタダケソウ

20130630 キタダケソウ

  さて、念願のキタダケソウを見ることが出来たのですが、少し時間が早かったので間ノ岳にも登ることにしました。ガスが上がってきてしまったから、景色は期待出来なかったけれど、次いつ来れるかわからなかったので。

20130630 煙立つ稜線

  中白根山を経由しつつ、ガスでちょっと残念な空中散歩を楽しんでいると間ノ岳山頂に到着しました。

20130630 間ノ岳山頂

  日本第四位だけど、北岳農鳥岳の間に挟まれてちょっと知名度の低い間ノ岳。でもなだらかな山容は、晴れた日に歩くときっと気持ちいいと思います。また来ることを誓って、来た道を戻ります。

20130630 稜線

20130630 ミヤマキンバイ

  白根御池に戻るためには北岳にもう一度登らないといけません。帰りのバスのこともあったので、疲れた身体にムチをうって急いで北岳に取り付きます。白根御池に荷物をデポしたから、その撤収もあったしね。

 急いで北岳に登り、草滑り近くの雪渓を転びつつ下って、白根御池でテントを素早く撤収し、急いで白桃アイスクリームは食べて、最終時刻の南アルプス林道バスで甲府へ。最後はちょっと慌ただしかったけど、念願のキタダケソウは見ることが出来たし、間ノ岳にも登ることが出来たのでとっても満足でした。次は間ノ岳より先、農鳥岳を含む白根三山縦走にも挑戦してみたいですね。

20130630 雲沸き立つ稜線