6月23日(日曜日)、2:30頃に起床。テントから顔を出してみると辺りはガスと雲に覆われていました。「こりゃ景色はダメかなあ」と諦めつつ支度をして、予定通り西穂高山頂へ向けて4時頃西穂山荘を出発します。
最初の目的地、丸山に向かってると徐々に空が明るくなってきました。有り難いことに、周りの雲が晴れてきて燃えるように紅く染まる空とモルゲンロートに染まる乗鞍岳や笠ヶ岳を見ることが出来ました。
丸山、独標までは特に問題なく通過できましたが、そこから先は岩場の連続。いくつものピークを登ったり下りたりするのでとても神経を使いました。高度感もあり、高所が苦手な人にはちょっと辛いかも。
独標から1時間とちょっと、6時過ぎに西穂高岳山頂に到着しました。少し雲は広がってましたが、見たかった裏銀座の山々はハッキリと見え、いつも遠目に見ていた稜線がより近くに感じられました。また、待ち望んでいた槍ヶ岳は西穂高山頂に立って初めて見えるという心憎い演出です。
稜線を振り返ると、乗鞍岳や焼岳がよく見えました。
もちろん、目の前に迫る奥穂高岳や前穂高岳、明神岳の迫力は言うまでもありません。ここから先の奥穂高への登山道は難ルートですが、いつかは行ってみたいですね。
暫く景色を堪能したら、あとは下山するだけです。西穂山荘でテントを撤収したのち新穂高温泉におりました。新穂高ロープウェイは来たときとは大違いの混雑で、長蛇の列に辟易としながら乗りました。
帰りはせっかくのフリーパスなのだからと温泉をハシゴしてやろうと思ったのですが1件目に寄った荒神の湯という野天風呂がめちゃくちゃ熱い!10分も浸かることが出来ずすぐに脱出、バスが来るまで死んでました。ここは洗い場が存在せず、脱衣所も外にあるというなかなかワイルドな所で、女性は抵抗があるかもしれません。
その後平湯温泉に戻り、ここでもう1回温泉に入り、お昼を食べて帰路につきました。しかし乗車した高速バスが渋滞につかまり新宿19時着予定が21時近くに。値段がそうかわらないのだから、松本から特急あずさで帰宅すれば良かったかなあ。うん、次はそうしよう。